イラヨイ月夜浜（いらよいつきよはま）

月夜浜とは文字通り、浜辺で月が美しく輝いている様子を表現
していると言えますが、八重山古典民謡の世界では少し趣が
変わるのです。喜舎場永珣著「八重山民謡誌」によると、
「月夜浜」とは、綿花が開花豊熟して畑一面に真白くはみ出て
いる状態が、あたかも月夜に海岸の白砂を見るようであると
いう意味。教養としての知識として持ち合わせているとまた
味わいの違った鑑賞ができるのではないか。

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